楽天ゴールデンカードが改悪!プレミアムカードにすべき人の損益分岐点とは【2021年4月より】

雑記

ポイントがたまりやすいということで評判の楽天カードですが、楽天市場でよくお買い物をする人は年会費2200円はかかるものの楽天ゴールドカードにしている人は多いのではないでしょうか。

そんな「楽天ゴールドカード」ですが、2021年の4月からSPUの条件が変更になり、実質改悪だとネット上で話題になっています。

今回はその対象者と「楽天ゴールドカード」よりさらに上位の「楽天プレミアムカード」にすべき人の損益分岐点を交えてお話しようと思います。

楽天ゴールドカードユーザーで、通常の楽天カードに戻そうと考えられている方は戻す前に一読していただければと思います。

ただ、今回の記事はあくまで「楽天ポイント」に主眼を置いているため、空港ラウンジなど付帯するメリットは一旦省いて考えています。実際にはそういったメリットもありますので、最終的にはご自身ですべてを総合的に判断していただきたいと思います。

急いでいる人は最後のまとめだけ見てください。

なお、実際のお知らせはこちらになります。

楽天ゴールドカードの変更内容

さて、改めて今回発表された楽天ゴールドカードの変更点を見ていきましょう。

以下、公式サイトの内容です。

楽天ゴールドカード サービス改訂のご案内

2021年4月1日より、楽天市場にて常時開催しております「スーパーポイントアッププログラム」(以下SPU)のポイント倍率変更に伴い、楽天市場での楽天ゴールドカード(家族カードを含む)ご利用特典ポイント+2倍(期間限定ポイント)を終了します。

2021年3月31日まで:
楽天ゴールドカードを利用して楽天市場でお買い物すると、ポイント+4倍

2021年4月1日以降:
楽天ゴールドカードを利用して楽天市場でお買い物すると、ポイント+2倍

また、今後も楽天ゴールドカードをご愛顧いただきたく、新たな特典といたしまして、以下サービス提供を開始いたします。
「お誕生月サービス」:お誕生月に楽天市場・楽天ブックス利用でポイント+1倍、上限2,000ポイント

楽天カード公式サイトより

変更点

要するに、今まで楽天市場での買い物が+4倍だったのが通常の楽天カードと同じ+2倍に変更されるということです。

ただ、新しくお誕生月サービスとして、誕生月に楽天市場もしくは楽天ブックスで買い物をした分、+1倍されるということです。(ただし上限2000ポイント)

ポイントの+2倍は通常の楽天カードと同じで、かつ、誕生月に集中的に買い物をしたとしてもMAX2000ポイントなので、楽天ゴールドカードにすることによるポイントで元を取るということができなくなってしまいました。

なので、実質、メリットはカードの色が違うのと国内空港ラウンジが使えるくらいになってしまっています。


楽天プレミアムカードにすべき損益分岐点

今回の改悪において、ほとんどの人はもうゴールドじゃなくていいやと考えているところでしょう。

しかし、本当の楽天ヘビーユーザーの中には年会費が高くなったとしても楽天プレミアムカードに変えたほうがいいという人もいます。

さて、表を用いて各楽天カードの比較をしたのち、楽天プレミアムカードにした方がよい、損益分岐点というものを出していきたいと思います。

楽天カードの比較は下記になります。(変更点は赤字になっています)

楽天カード楽天ゴールドカード楽天プレミアムカード
年会費無料2,200円(税込)11,000円(税込)
通常還元率1%1%1%
SPU
(楽天市場での買い物)
2%
(上限月5,000ポイント)
4% ⇒ 2%
(上限月5,000ポイント)
4%
(上限月15,000ポイント)
特典誕生月 1%
(上限月2,000ポイント)
誕生月 1%
(上限月10,000ポイント)
選べるサービス(※後記)
国内空港ラウンジ無料(年2回まで)無料
海外空港ラウンジ無料
カード付帯保険最高2,000万円最高2,000万円最高5,000万円

見れば見るほどゴールドカードにするメリットないですね…

さて、この状態で通常のプレミアムカードを比較していきましょう。(プレミアムカードの特典の選べるコースはあとで計算に加えます。)

年間費の差額:11,000円

SPUの差分:2%

よって、 11,000÷0.02=550,000 となり、

楽天市場で年間550,000円の買い物をする人は通常の楽天カードに変更するよりも、楽天プレミアムカードに変更したほうがポイント上はお得になるということです。

月換算にすると45,833円となります。

損益分岐点の月換算は大体月に46,000円って考えるのがよいと思います。



さて、上記に付随して、楽天プレミアムカードには特典があります。

一旦誕生月の特典を省いて、選べるサービスというのを見ていきましょう。

これは、楽天e-NAVIに登録する際に好きなコースを選べるというもので、コースは以下の3つがあります。(選択できるのは1つのみ)

【楽天市場コース】
・毎週火曜日、木曜日楽天市場で最大+1倍

【トラベルコース】
・楽天トラベルオンライン決済で最大+1倍
・手荷物宅配サービス

【エンタメコース】
・楽天TV利用ポイント最大+1倍
・楽天ブックス利用ポイント最大+1倍



どうでしょうか。

おそらく現実的なのは楽天市場コースじゃないでしょうか。

楽天トラベルをたくさん使う人はトラベルコースでもいいとは思います。手荷物宅配サービスもありますし。

エンタメコースは楽天TVと楽天ブックスだけでは難しいかと。



はい、上記特典を頑張って使用した場合を見ます。今回は楽天市場コースで計算します。(トラベルは個々人のトラベル利用頻度によってかなり異なるため算出が難しいので)

通常のカードとのポイント差が2%から3%になるので、

11,000 ÷ 0.03 = 366,667 となり

楽天市場コースを選択し、楽天市場で年間366,667円使用する場合(ただし火曜日と木曜日に限る)楽天プレミアムカードのほうがお得ということになります。

月換算で計算すると30,556円となります。

大体毎月31,000円ですかね。

さて、上記の計算には誕生月の特典分を入れていません。

なので、誕生月を追加するともう少しだけポイントはもらえますが、楽天市場コースを選択し、例えば毎月31,000円使ったと計算しても、誕生月の分はプラスで310ポイントにしかなりません。

ほぼ誤差の範囲内です。

また、楽天市場コースを選択することによる、楽天市場での買い物を火曜日または木曜日に縛られるというデメリットをどう考えるかですよね。

もちろん気にせず毎月46,000円使うんだって人は大丈夫かと思いますが、楽天経済圏においてメリットを最大限に享受したい、と考えている人はどうしても火曜日と木曜日に買い物をせざるを得ない状況になります。

皆さんどうでしょうか。私は絶対に火曜日と木曜日限定なんてやってられないです。

まとめ

以下の場合、楽天プレミアムカードのほうがポイント上お得となります。
楽天市場で年間55万円(月換算で45,833円)以上使う人
楽天市場コースを選択し、楽天市場で火曜日と木曜日限定で年間366,667円(月換算で30,556円)以上使う人

また、上記以外にも海外旅行によく行く人などは楽天プレミアムカードを使ってもよいかと思います。

今回の改訂は2021年4月からとなっており、まだもう少し猶予があります。

今一度自身の楽天カードの使い方を見直し、不要であれば通常の楽天カードに戻す、必要であれば楽天プレミアムカードに更新する、としてみてはいかがでしょうか。

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