今回はプロジェクトマネージャ試験におけるおすすめ参考書6選ということで紹介していきたいと思います。
タイプ別に紹介していますので、ご自分の学習進度や試験までの残り日数に合わせて選んでいただければと思います。
この記事はプロジェクトマネージャ試験に受けようと思うけどどんな参考書を買えばいいかわからないという方に向けて書いています。
ちなみに私は実務ではPM未経験でありながら独学で20代のうちにプロジェクトマネージャ試験に1発合格しています。
この時に購入したのはサムネにもあります3冊となっています。
プロジェクトマネージャ試験はPM未経験でも独学でしっかり勉強したら合格できる試験です。
ちなみにそのときの体験記にも対策方法などを書いているのでもしよければそちらもどうぞ。
ではさっそく見ていきたいと思います。
最初に
実はプロジェクトマネージャ試験の参考書選びは実はそこまで重要じゃありません。
は?何言ってんだこいつと思われる方もいるかもしれませんが、なぜこういう言い方をしたかというと、
プロジェクトマネージャ試験の参考書はそもそもの絶対数が少ない
からです。
なので、基本情報や応用情報のように、大量に参考書があり、その中で何を選べばいいかわからないという状況には陥りずらいです。
というのも、そもそもの受験者数が違います。
基本情報は毎回のように5万人や6万人受験していますが、プロジェクトマネージャ試験は1万人くらいです。
それも、基本情報は年2回(現在はCBTで受験となりました)に対し、プロジェクトマネージャ試験は年1回です。
単純計算で1年間の受験者数が10倍も違います。
よって、受験者数が多く売れ行きがいい基本情報向けの参考書がたくさんできるのも当然です。
ただ、参考書が多くあるが故に、変な参考書もあったり、選ぶのが大変だったりします。
それに対してプロジェクトマネージャ試験の参考書は数が少なく、かつそんな変な会社が出しているようなこともないため、そんな気にせず選んでもらって大丈夫なのです。
よって、一番ベストなのは、
自分で本屋さんに行っていろいろ参考書を見比べて自分に合ったものをさがす
です。
が、
そんなことを言っても本屋さんが近くになかったり、本屋さんがあっても参考書がなかったりする人が多く、Amazonで買えるならそれに越したことはないという人も多いでしょう。
(結構大き目の本屋さんじゃなきゃPMの参考書は1冊くらいしかなかったりします。。。)
そんな人たちのために今回は記事にしてみました。
午前の対策について
まず前提として、午前問題については参考書は不要です。
午前Ⅰの受験が必要な方も、午前Ⅱからの方もどちらもいりません。
この過去問道場であったり、スマホで過去問をひたすら解ける無料のアプリを使ってガンガン問題を解いてください。
正直午前問題についてはすべての問題を理解するのは時間の無駄だと思ってます。
やってれば問題を覚えますし、午後問題解いてると午前の問題も理解できるようになってくるからです。
なので参考書は買わなくてOKです。
参考書の種類
さて、参考書を選ぶにあたってまずは種類別に分けたほうがいいです。
プロジェクトマネージャ試験はやはり高難易度なだけあって参考書1冊では厳しいと思っています。
私も合計3冊買っています。
さて、参考書は大きく分けると以下の3つに分類されるかなと思います。
- 説明+問題
- 問題集
- 論文対策本
です。
一つ目と二つ目は似ているようで少し違うかなと。
一つ目は用語の解説などがあり、それに対してその分野の問題が出され、そして問題の解説があるような形式です。
二つ目は過去問のような形式が多く、問題がひたすら出されており、それに対しての解説のみが行われているパターンです。
最後に論文対策本です。これは必須だと思ってます。上の参考書でもなんとかなる人もいるかもしれませんが、論文対策本は過去問に対して参考の論文が多く掲載されているため、非常に参考になります。
では、それぞれどんなものが良いか紹介していきましょう。
説明+問題形式の参考書
一番のおすすめは情報処理教科書だと思います。
通称「みよちゃん本」です。
情報処理技術者試験で結構有名な三好さんが書いた本になっています。
解説もわかりやすく、これを使っての実績も多いです。
Amazonでもコメントが多く、一番売れているといっても過言ではないと思います。
論文についても書き方や注意点が書いてあるので、参考書として論文対策のものを買ったとしても、こちらのものを読んで、一致しているものや違っているものなど見比べながら勉強するといいと思います。
次におすすめなのは合格教本です。
こちらおすすめする理由としては、他の試験でもほぼ確実に売れており、間違いがないということです。
「合格教本」自体昔から存在しているので、安心して使えると思います。
また、Amazonのコメントの評価が高いのもおすすめできる理由の一つです。
他にもありますが、基本的にはこの二つでしょう。
どちらを選ぶかは本屋で見るか、Amazonのコメントを見比べてよさそうなほうを選んで下さい。
ちなみに私は情報処理教科書を使いました。
問題集
書いておいてなんですが、問題集単体はプロジェクトマネージャ試験にはほとんど存在しません。
あると言えばこれくらい
過去問と予想問題が一緒になっています。
ただ、私は他の試験区分ではいつも「パーフェクトラーニング」というものを使っているのですが、プロジェクトマネージャ試験には残念ながらありません。
私の場合は上のほうで紹介した情報処理教科書で大丈夫だと感じたため、結局こちらは購入しませんでした。
基本的に上で紹介した二つも過去問ベースに話をされるので、参考書形式のものを買った場合大体の人には不要かと思ってます。
時間があって上のものだけでは不安という方だけ購入することをお勧めします。
正直両方やろうとするとかなり分厚いので時間がかかりすぎてしまうので。
論文対策本
こちらはメインは2冊になります。
一つ目は情報処理教科書と同じ三好さんが書いたこちらです。
二つ目は合格論文書き方・事例集です。
これらの違いとしては、一つ目は結構ページ数も少なく、小さいです。それに対して二つ目は結構本のサイズも大きく、事例がたくさんのっています。
よって、時間がない人は一つ目の三好さんの本、時間がある人は二つ目の本がよいでしょう。
私はプロジェクトマネージャ試験のときは三好さんの本を買って勉強しましたが、別の区分で二つ目の本を買って勉強しており、これらに特に有意差はないと感じています。
強いてあげるなら、二つ目のほうが事例が非常に多いです。なので事例を見ながらそれに沿って書きたいという人は二つ目のほうがいいかもしれません。
その他
基本的に参考書は3種類と最初に述べましたが、最後に追加で一つ。
ポケットスタディです。
他の情報処理安全確保支援士などを受験されたことのある人ならご存じかもしれませんが、試験の用語や対策についてわかりやすく書いてあり、サイズが小さいので持ち運びが便利で通勤時間に読む用に作られています。
私はこちらも購入しています。
こちらは、通勤時間に読んでいたというのもありますが、よく読んだのは最後の論文対策のところです。
参考書、論文対策本、そしてこのポケットスタディ3つにおいて論文対策としてどんなことが重要でどんなことを書けばよいかをしっかり確認しておきました。
もちろん、それ以外の普通の用語解説のようなところもしっかりできています。
が、昨今コロナでテレワークが進み通勤しない人も増えていると思うので、通勤がない人に関してはこちらは不要かもしれません。
まとめ
簡単にまとめると、
時間のある人は「参考書+問題集」形式のどちらか1冊+論文対策本(忙しくても“これだけ”で合格する!! )の2冊
時間のない人は「参考書+問題集」形式のどちらか1冊+問題集+論文対策本(合格論文の書き方+事例集)+(余裕があれば)ポケットスタディの4冊
になるかと思います。
プロジェクトマネージャ試験は合格率が低く、難関と言われていますが、しっかりと対策をしたら独学で合格はできます。
まずは午前問題をしっかりと暗記し、午後Ⅰの問題に慣れ、どんな形式でもある程度の点数が取れるという状態までもっていきましょう。
そして、期間に余裕をもって論文対策に取り組みましょう。
皆さまがプロジェクトマネージャ試験に合格できることを祈っています。
コメント