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令和8年度の情報処理技術者試験はCBTに。試験が1日で終わらなくなりました

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みなさん、令和8年度から情報処理技術者試験がCBTになるのはご存じですか?

私は正直、知りませんでした。2027年度から試験区分が再編されるという話は知っていたのですが、その前に令和8年度から受け方そのものが変わるというのは把握していませんでした。

高度試験を4つ持っている人間ですら知らなかったので、これから受ける人にはもっと伝わっていないんじゃないかと思って調べたものをまとめておきます。

ちなみに前期試験の申込開始は2026年10月6日10時です。もうすぐです。

令和8年度から何が変わるのか

まず、変更が2段階あります

ここが一番ややこしいところなのですが、変更は2段階に分かれています。

令和8年度(2026年度)は、現行の試験区分のままCBT化されて日程が変わります。令和9年度(2027年度)になると、応用情報と高度試験の9区分が3領域に再編されます。

私が知っていたのは後者だけでした。区分がなくなる話ばかり話題になっていますが、その前の年にもう受け方が変わっています。

午前・午後という呼び方がなくなります

試験科目の名前が変わります。

高度試験でいうと、午前Ⅰが科目A-1、午前Ⅱが科目A-2、午後Ⅰが科目B-1、午後Ⅱが科目B-2になります。応用情報は午前が科目A、午後が科目Bです。支援士は午後がひとつなので、科目A-1、科目A-2、科目Bという構成になります。

名前が変わった理由は単純で、受験する時間帯を自分で選べるようになったからです。午後の枠で科目Aを受けることもあるわけで、そうなると午前試験という名前が実態に合いません。

中身は変わりません

ここは安心していいところです。IPAは出題範囲、出題数、出題形式、試験時間のいずれも変更はないと明記しています。

多肢選択式も記述式も論述式もそのまま残ります。科目B-1が90分、科目B-2が120分というのも従来どおりです。つまり対策の中身自体は今までと変えなくていいということになります。

変わるのは受け方と日程です

紙ではなくパソコンの画面で問題を見て、マウスとキーボードで解答する形になります。そして実施時期そのものが動きました。従来の春期4月・秋期10月が、前期11月・後期2月になります。

さらに大きいのがこれで、科目A群と科目B群が別の期間に実施されます。高度試験の前期でいうと、科目A-1とA-2が2026年10月17日から27日まで、科目B-1とB-2が11月11日から23日までです。だいたい2週間空きます。

今までは午前Ⅰから午後Ⅱまで1日で通しでしたが、試験会場に2回行くことになりました。申込のときに両方まとめて予約する形です。

前期と後期でどの区分が受けられるか

区分が前期と後期に振り分けられました。ここは自分が受けたい区分がどちらなのか、確認しておいたほうがいいところです。

時期受けられる区分
前期(申込 2026年10月6日〜)応用情報、ITストラテジスト、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト、ITサービスマネージャ、情報処理安全確保支援士
後期(申込 2027年1月27日〜)応用情報、プロジェクトマネージャ、データベーススペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト、システム監査技術者、情報処理安全確保支援士

つまりITストラテジストとプロジェクトマネージャは受けられる時期が別々になったということです。この2つで迷っている人は、どちらを先に受けるかを日程の都合でも考えることになります。

あと重要なのが、前期・後期それぞれ申込は1回だけという点です。同じ時期に複数の区分を申し込むことはできません。受験手数料は7,500円です。

受験日については、実施期間の中で空席のある会場と日時を自分で選ぶ形になります。CBTのテストセンターで受けるので、ITパスポートや基本情報と同じ仕組みですね。

で、これは受験者にとって良い変更なのか

日程を選べるのはかなりのメリット

まず良いと思ったのは、自分で受験日を選べることです。これはかなりのメリットだと思います。

科目Aと科目Bの間隔を自分で調整できますし、試験日にどうしても外せない予定がある場合にも避けることができます。今までは決められた日に行くしかなかったので、そこは素直に助かる変更です。

それと、科目Aの得点は試験が終わった時点で端末に表示されます。これはありがたいですね。基準点に届いていないことが分かれば、科目Bに向けた勉強をどうするか自分で判断できます。

ただ、日程が分かれること自体のメリットは薄いと思っています

ここからは個人的な意見になりますが、科目Aと科目Bが分かれたこと自体には、あまりメリットを感じません

というのも、科目Aに該当する旧午前問題については、そこまで難しい問題が出ないからです。正直なところ足切りでしかなくて、ここで落ちるのはあまり勉強をしてきていないか、そもそも知識的に受験に行けるレベルに達していないかのどちらかだと思います。だからここが別日になっても、あまり嬉しくない。

分かれてほしかったのは、むしろ午後Ⅰと午後Ⅱのほうです。私はITストラテジストプロジェクトマネージャも論文で受かっていますが、午後Ⅱで頑張って論文を書いても、午後Ⅰの点数が足りていなければ採点すらされません。

2時間かけて論文を書き切ったあとに、実はその前の試験で落ちていましたというのは結構こたえます。そこが分かれていれば助かったのですが、今回の変更では科目B-1と科目B-2は同じ科目B群として同じ期間の中です。一番分けてほしかったところは分かれていない。。。

そして、飛ぶ可能性が単純に増えました

もうひとつ気になっているのが、日程が2回に分かれることで他の予定と被る可能性が上がることです。

事前にずらせる予定であれば調整できると思います。ただ、SEをやっているとあるあるだと思うのですが、障害が発生して休日出勤となるとどうしても避けられません。今までは1日だったものが2日になったので、それに当たってしまう可能性も単純に増えました。

そもそもこの試験、当日欠席する人がかなり多いです。令和7年度の数字を見てみます。

秋期の応用情報が応募66,835人に対して受験44,005人で受験率65.8%、プロジェクトマネージャに至っては応募13,540人に対して受験8,511人で受験率62.9%です。春期もITストラテジストが70.8%、システムアーキテクトが65.8%といった具合で、だいたい3割前後が申し込んだのに来ていません

障害での休日出勤だけでなく、突然の体調不良や寝坊、そもそもやる気が出なくなったなど、理由はいろいろあると思います。ちなみに一番受験率が低いのがプロジェクトマネージャというのは、論文の負担とPMという仕事の忙しさの両方が出ている気がします。

その状態で受験機会が2回に分かれるわけです。厳密に確率が2倍になるという話ではないですが、少なくとも不可抗力で飛ぶリスクは確実に増えます

てなわけで、日程を選べるようになったのは良いのですが、個人的には1日で終わらせてしまってくれたほうが助かったなというのが正直なところです。

受験日はどう組むか

とはいえ選べるようになったので、どう組むかは考えておいたほうがいいと思います。

私だったら短くしすぎず、長くもしすぎず、間くらいを取ると思います。

短くしすぎると科目Bの勉強時間が取りづらいです。かといって長く取ると、やる気が続かないのと、科目Aで勉強した内容を忘れてしまいます

科目Aは基礎的な問題とはいえ、用語などをひととおり覚えているはずです。そしてその用語を前提にして科目Bが出ます。実務で使っていて自然に覚えている人は気にしなくていいかもしれませんが、あまり実務経験がなくて頑張って覚えた人こそ、忘れないうちに科目Bにいくほうがいいと思います。

あと区分をどれにするかについては、正直おすすめというのはないです。その人に合ったものか、やりたいものを選ぶだけだと思います。

まとめ

令和8年度の情報処理技術者試験はCBTになり、科目Aと科目Bが別の期間に実施されます。出題範囲や出題形式、試験時間は変わりませんが、受け方と日程は大きく変わります。

受験日を自分で選べるようになったのは良い変更だと思いますが、試験が2日に分かれたことで予定と被るリスクが増えたのはマイナスだと感じています。一番分けてほしかった午後Ⅰと午後Ⅱは分かれていませんし。

そして令和8年度が現行区分で受けられる最後の年度になります。令和9年度からは9区分が3領域に再編されるので、今の区分名で取っておきたい人は今年度が最後のチャンスということになります。

前期の申込開始は2026年10月6日10時です。CBTは会場と日時の枠を取り合う形になるので、受けると決めているなら早めに動いたほうがいいと思います。って記事でした。

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