こんにちは、ゆきと申します。
私は準大手SEに所属しております普通の社員です。
今年新卒採用の面接(グループディスカッション)の面接官を担当したのでそこで感じたことを記載しようと思います。
昨今のコロナの影響もあり、当社では新卒採用面接の1次はオンラインで実施されています。(2次面接以降は知らないけど…)
当社は1次面接がグループディスカッションとなっていることもあり、実際の面接とは多少異なることもあるかと思いますが、それについてはご了承ください。ただ多少は参考になると思います。
前提
最近は人事部ではなく現場の社員が面接官をすることも増えているかと思います。私の会社もそうです。
人事部と現場ではやはりほしい人材というのも違ったりしますし、人事部も人数が限られているので、人事部の数人の面接官の好みに偏った採用をしないようにするため、こういった流れになっているものと思います。
たしか私が学生で面接官をしていたときは、全て人事部で最終だけ役員という会社も多く、途中でエンジニアが出てきたのはベンチャーくらいだったと思います。
なので最近の傾向は良い傾向にあると思ってます。
学歴は関係ない
ちなみに面接において学歴は関係ないです。問題あれば書類で落ちてるはずなので。
面接でなぜその学部を選んだかとか、なぜその学校を選んだかという質問はあるかもしれませんが、それは「なんとなくで生きてきてないか」「自分で考えて行動できているか」「行動に一貫性があるか」などを見ているので、学校について聞かれて落とされたとしても学歴で落とされたわけではないです。
ちなみに今回私が担当したグループディスカッションにおいて、参加者について知らされているのは名前と性別、電話番号くらいでした。
なので、誰が何歳でどんな大学でどんなことを学んでいるかなどは一切知らされてませんでした。
一言名前と意気込み言ってねって言ったときに大学名と学部を名乗る人もいましたが別にそれを聞いてもなんとも思ってなかった。
なので書類が通過するとそれ以降は学歴は一切関係ないです。気にしちゃだめ。
決定基準
基本的には、こういった面接やグループディスカッションでは、ある程度チェックする基準が設けられています。
もちろん詳しくは書けませんが、例えばディスカッションだと
- 積極的に発言できているか
- 自分ばかり発言せず他者の意見にも耳を傾けているか
- 選択を決定した後にも最終的な振り返りをしたか
なんかがあると思います。(これら適当に今考えたけど)
それらに△や〇をつけて最終的な結果を見て判断することが多いです。特に大企業だとそうなってると思います。
なぜかというと、昔の採用面接では面接官も落とす理由や通す理由が不明確で「なんとなくこの人嫌だ」で決めることがあったからです。
それだと、面接官の好き嫌いで決まってしまうことがあるので、ある程度基準を設けて、それらが達成できてたら通過としていることが多いです。
なので、もちろん面接されてる側は基準がわからないのでなんともしようがないですが、不採用だったとしても単に好き嫌いで落とされたわけではないということは認識しておいてください。(小さい会社はそうとも言い切れないけど)
で、どうしたらいいの?
さっきも言った通り、基準に達していれば(私は)多少癖がありそうでも通過させてました。
一次面接って割とザルなんですよね。通過率高いと思います。
全く会話に参加できていない人がいたらさすがにその人不合格にして残り合格だったり。
じゃあこの記事は誰のためにあるかというと、
採用か不採用かのギリギリのラインにいる人
です。
グループディスカッションを5人でやると、大体2人はよくしゃべる人、2人は普通で1人がしゃべらず、結果しゃべらない1人を落とすという感じになっていることが体感多いです。
ちなみに必ず落とせと言われていないので、全員通過ももちろんあります。
ただ、夏とかになってほかの会社落ちてきた人っていうのはやはり少し積極性がなかったり活気がなかったりします。
そうなってくると、5人いても3人が普通くらいで残り2人があまりしゃべらないという状況もあります。
その場合、どこまで通過でどこまで落とすかの基準が結構曖昧になってくることがあります。
さっきの基準の話ですが、3人同じ点数になってしまったりすることもよくあるので。
まず最初に言いたいのは、
しゃべってください。
いや、話すの苦手なんだよねーって人ももちろんいるとは思いますが、中には、ほとんどしゃべらずに自分のパートだったり人に聞かれた時だけ発言する人がいます。
それは基本的にNGです。
口数が少なくても論理的に必要なタイミングで声をかけている人は採用にしています。
「まったくしゃべらない」と「たまにしゃべる」は雲泥の差があることを認識しておいてください。
ディスカッションなので、ディスカッションができていないと不採用となってしまうと思ってください。
口数が多くて変な人は本当は不採用にしたかったりもしますが、他に不採用にすべき人がいると低評価にして通過にしたりします。
それくらいに「発言すること」は重要です。
正直1次面接のグループディスカッションで気を付けるのはそれ一つでいいくらいです。
以降は、私が本当に書きたかった良い印象、悪い印象について説明したいと思います。
良い印象と悪い印象について(特に悪い印象)
とりあえず、マイナスになり得る要素を適当に羅列してみました。
良い印象を与える必要は当然なのですが、なにより今回の記事はボーダーラインにいると思われる学生に向けてなので、簡単にできて悪印象を避けられる方法を重点的に言っておこうと思います。
身なりを整えていない
言うまでもなく。イケメンや美人はそれだけで好印象です。身も蓋もありません。
ただ、一つ言っておくなら、ちゃんと身なりを整えてください。
特に男性で、家でオンラインだからという理由かわかりませんが、少し髪に寝ぐせがあったりぼさぼさな人がたまにいます。
そういった人はどうしてもだらしなく見えてしまうため、私生活や仕事でもだらしないのでは?と判断されがちです。
なのでイケメンや美人である必要はないですが、ある程度整える必要があるのは確実です。
女性の就活ヘアー(前髪が斜めでピン止めしてあるような)なのは別に求めていませんが、ぼさっとした髪型はやめておきましょう。
部屋が暗い、顔が暗い
これはあるあるかなと。
オンラインであるが故の問題です。
部屋が暗かったり逆光になって顔に光があたっていない人が多々います。
別に評価そのものに影響はしませんが、上の身なりの問題と同じで、暗く映ると表情も暗く見えたり疲れて見えたりするので、できるだけ自然な明るさを目指しましょう。
Youtuberみたいなライトはいりませんが、逆光になってないか、顔が暗く映らないかは友達とオンラインで確認したほうがいいと思います。
これは就活生だけでなく普通に仕事してて思うことです。
簡単に直す方法の一つとしては、カメラを自分の顔と同じくらいの高さにしてみてください。
ノートPCの場合は台に乗せるなど。
下から顔を映すより、真正面から顔を映したほうがきれいに見えます。光の当たり具合なんかも。
ただ、ほとんどのノートPCは机に置くとカメラの位置が低くなるので、どうしても下から映ってしまいます。位置を変えてみてきれいに映る位置を探してみてください。
どうしても暗いってならパソコンにつけるライト買ってもいいかも。
時間に遅れる
これ、結構います。ほんとに数分ですが、何人かはミーティングに遅れて入ってきます。
たぶん普通に対面の面接だとしっかり時間に合わせて行っていると思います。
また、実際にはカメラやマイクなど準備も時間通りにしている人がほとんどでしょう。
しかし、実際に我々面接官のところに表示されるのは、ログインしてカメラの準備がOKなどになってからです。
開始3分前からミーティングにログインできますと書いてあれば、3分前ちょうどにログインするようにしておいてください。
システムの問題であったりネットワークの問題も発生する可能性があり、一発でログインできないこともあります。それで結構バタバタする学生は結構います。
うちの会社でも数分待ってこなかったら直接電話して確認、というような運用になっており、遅刻したから減点というものではないですが、そういったところでバタバタしてると他に悪い印象を持ったときに「あぁこの遅刻した人か…」となってしまいます。
なのでできるだけログイン可能時間直後にログインするようにして開始時間には開始できるようにしておいてください。
ハウリングする&声が聞こえづらい
ハウリングわからない人はぐぐってね。スピーカーの音をマイクが拾うやつです。
これ私嫌いです。
ディスカッション中は、皆が何を発言したかなど面接官は非常に細かく観察しています。
ただ、ハウリングする人が一人でもいると、集中力も途切れるし、声が重なって聞こえづらくなってしまいます。
なので、私個人的に面接前に「ハウリング注意してね」「イヤホンとか使っていいから」って言うようにしています。
たまに私の話した声が遅れて聞こえてくるとかもあるので。ほんとにやめてほしいです。なんか恥ずかしい。
また、ハウリングに限らず、声が聞こえづらい人も結構います。
正直オンラインだと自分の声がどれくらいで聞こえているかわかりづらいんですよね。
なので、初めてオンラインで面接するって人は事前に友達と声の大きさやハウリングしないか確かめたほうがいいです。
私も先日会社である評価のプレゼン&面接がありましたが、音声には気を使いました。それくらい声が聞こえやすいかどうかは重要になってきます。
聞こえやすい声はそれだけで高評価につながります。
オンラインという状況を活用しない
これはマイナス要素というよりは、オンライン面接という状況をしっかり活用したほうがいいよって話です。
グループディスカッションやプレゼンなどで、画面共有を一切使わない人が多いです。
画面共有、使いましょう。
メモなどを用意して、こんな意見が出てたとかをまとめるだけでもそれだけでプラス評価です。
ただ、画面共有すると、自分が手元で資料を見れなくなってしまう可能性が高いので、そういったときにデュアルディスプレイだと助かります。
もしくは、「誰かメモとって画面共有できそうな人いますか?私画面一枚なのでメモ取ると手元画面見れなくなってしまうので…画面2枚ある人とかやってもらえると…」と言ってみると誰かやってくれるかもね。
一回GoogleのドキュメントをURLで共有している学生もいました。
正直私個人としての感想は「すごいな」です。思い浮かばなかったので。
いずれにせよ、そういったものを活用せず、ひたすらディスカッションしているだけ、という状況はやめておきましょう。
私の会社はディスカッションしてそのあと各自の持分について簡単にプレゼンだったのですが、プレゼンのときも画面共有した人は少なかったです。
普通オンラインでプレゼンするときって何か画面見せるよね?と考えてみたらわかるのですが、これがなかなかできないことです。
なのでこれを見て同じようなシチュエーションになった人は一歩リードしたと言っても過言ではないでしょう。
まとめ
今年私が初めてオンライン面接の面接官を務めてみて感じたことを記事にしてみました。
今年まだ就活をしている人や、来年就活の人、または中途採用の面接で落ち続けてる人などがいたら少し気を付けてみるといいかもしれません。
採用面接だけじゃなくオンラインでのミーティング全般に関係するようなものを書いたので多くの人に参考になれば幸いです。
コロナでいろいろ大変ですが就活、がんばってください。
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