【2021最新】基本情報技術者試験のおすすめ参考書・問題集

情報処理技術者試験

今回は基本情報技術者試験の勉強をするにあたっておすすめの参考書および問題集を紹介します。

基本情報技術者試験を勉強するうえで、参考書および問題集選びは非常に重要です。

もちろんどの参考書を使ってもしっかり勉強さえすれば合格はできますが、良い参考書、または自分にあった参考書を選ぶことによって理解しやすさは全然違いますし、理解しやすければその分勉強時間の短縮や勉強のやる気向上、またより高度な資格への挑戦しようと思うのにつながるでしょう。

基本情報技術者試験の合格を目指している人はぜひ参考にしてください。

なお、私は学生時代(大学院2年の秋)に一回目の受験にて合格していますが、当時は情報系の専攻である程度の事前知識は持っていたのと、勉強時間がほとんどなかったので過去問の問題集1冊のみしか使っていません。

しかしそのあとに会社の同期や後輩などに基本情報の勉強を教える機会があったのと、その後も更に高度の資格(応用情報、SC、DB、PM、ST)に合格しており、情報処理技術者試験にある程度詳しくなったので試験そのものに対しての対策が取れます。また、本屋で実際にいくつかの参考書を比べてみたり解説を見比べてみたのと、さらにAmazonなどのサイトでのコメントを加味しておすすめを選抜していますので、信頼度はそれなりにあると思います。

最終的にはもちろん個々人にあった参考書が一番だと思いますが、実際に本屋に行ってみる時間がない人などはここで紹介している本の特色を参考にしてそのままAmazonや楽天で購入しても間違いはないと思います。

それでは見ていきましょう。

勉強の方針

基本情報技術者試験の合格を目指すには、まず独学か対策の専門学校に通ったりセミナーに参加するなどいくつかの方法があると思いますが、基本的には独学で問題ありません。

間違っても高額なセミナーなどに参加しないでください。基本情報レベルであればタダである程度教えてくれる人もたくさんいると思います。

周囲にあまり情報系の人がいなくて勉強がわからないという人はこういったブログを書いている人や、Youtubeなどで解説している人などにいろいろ質問してみるといいかもしれません。大体は優しく教えてくれると思います。

さて、独学で十分とお話しましたが、独学で重要なのは「インプット」と「アウトプット」のバランスです。

たまに勉強をするにあたって、参考書で確実にすべての知識をつけてから問題集に取り掛かる人もいますが、それはあまりお勧めしません。

というのも、人間はひたすら与えられた「インプット」だけでは基本的に覚えられないからです。

「アウトプット」をして、その時に「思い出そうとする」ことによって知識が定着します。

なので、今これを読んでいてインプットばかりに時間をかけている人がいたらインプットをやめてアウトプットに切り替えることをお勧めします。

インプットとアウトプットは2:8くらいでかまいません。

というかアウトプット自体がインプットになっていきます。

私は今まで受けた情報処理技術者試験においてはほとんど参考書は使っていません。ほぼ0:10です。過去問をやりながら知識をつける方針にしています。そのほうが効率的です。過去問の解説でも結構詳しくいろいろ説明されていますので、問題を解きながらでも知識はつけられます。

なので、おすすめの勉強法としては、参考書を一通りわからなくても最後まで読んだ後(時間はかけない)、過去問に取り組んで過去問の解説で分からないところなどを参考書に戻って読み返すのがよいでしょう。

ちなみに情報処理技術者試験において予想問題集などは不要です。過去問に割と近い形式のものが毎回出題されますので、予想問題集をやってる時間があれば過去問でわからないところを勉強してください。

以前私が午後問題の選択問題についてどの問題を選んだ方がいいかを記載した記事もありますので時間があればそちらも見て頂ければと思います。

参考書

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者

参考書として一番最初に出てくるのはやはりこちらでしょう。私も初学者にどれをつかったらいいかと聞かれればまずこちらをお勧めします。

おすすめの理由としては、何より「読みやすい」からです。

この参考書はイラストをしっかり使っており、また文章も固い文章ではないので飽きずに読むことができます。また、練習問題と解説も収録されていますので単純なインプットだけでなく都度簡単なアウトプットまで同時にできます

ただ、この参考書は「わかりやすさ」を重点に置いていますので、イラストを多用するためページ数などの関係上どうしても説明できていないところがあります。もちろんこちらだけで知識量としては十分なのですが、これだけではたぶん試験の内容すべてはカバーできていないでしょう。(たぶん試験中に初めて見た内容が出てくることもあるはずです。)ただ、あくまで9割くらいはカバーできていると思うのですべて記憶さえできればまぁ合格までは余裕でしょう。

あともう一つ、キャラクターが多用されていますのでそういったのが苦手な人にはお勧めしません。勉強をするときに、キャラクターやイラストを使って簡易に説明された方がすっと入ってくる人もいれば、逆に文章をしっかり読んで自分の頭で考えて理解する人もいます。それは千差万別です。私はある程度はイラストは使ってほしい派ですが、あまりに多用されると幼稚な印象がぬぐえず、まじめに勉強する気が失せてしまうこともあります。そういった人にはあまりお勧めできない参考書かなと思います。

基本情報技術者 合格教本 情報処理技術者試験

次におすすめするのはいわゆる「合格教本」です。

個人的に言えば上で紹介したキタミ式よりこちらの合格教本のほうが勉強しやすかったです。

この本はしっかりと網羅的に書いてあります。なので、ほとんどの基本情報に関する知識はこの1冊で賄えます

ただ、多少初歩的な用語そのものについての解説が少なかったりして、完全にPCも触ってないしIT系のニュースも知らないって人からすると少し難しく感じるかもしれません。ただほとんどの用語の説明は記載してありますので、初学者でも全然こちらで問題ありません。

また、ほかの参考書に比べてイラストやキャラクターの使用率が少ないため、楽しく勉強がしたいという人にはあまりお勧めできません。ただ、解説自体は別に難解に書かれているわけではないので、理解しづらいということはないと思います。


初学者で全く知識がなく、雰囲気からなんとなく理解したい。より楽しく勉強したいという人はキタミ式で、少しだけPCに触ったことがあり、勉強も別にそんなに嫌いではなくむしろイラストが多すぎるとちょっと。。。って人は合格教本かなと思います。

個人的には完成度は合格教本のほうが高く感じており、合格教本をお勧めしたいのですが、やはり完全初学者で勉強も全然やらないって人はキタミ式をやってまずは苦手意識をなくすほうがいいのかなと思います。

ちなみにこの他ですと以下の柏木先生の本が良くできています。

こちらは上記二つの中間くらいのイメージであり、でも網羅性としてはキタミ式と変わらないような気がします。それであればキタミ式でいいのでは?という個人的意見です。

なので詳しくは紹介しませんが、いい本ではあると思うので、本屋に行って見てみるリストに上記二つに加えてもOKだと思います。

問題集

次に問題集です。

上の方で解説した通り、予想問題集などは不要ですので、過去問とその解説が記載されているものが基本となります。

パーフェクトラーニング過去問題集

そして過去問といえば下記一択です。

パーフェクトラーニング過去問題集になります。

問題があり、そのあとにしっかりと詳しく解説が書かれていますので、正直なところ参考書によるインプットが適当でもこの解説を読めばある程度理解が出来てしまいます。

私は基本情報、応用情報にはこのパーフェクトラーニングのみで合格しています。(高度情報技術者試験はさすがに副教材を利用しました。)

問題点としてはサイズがでかいので持ち運びに向かないです。ただ、過去問は大体どれもサイズはでかくなるのでしょうがないかなと思います。

また、見開きの左に問題、右に回答・解説となっているので通して問題を解きたいという人には向いていないかもしれません。そういった場合にはIPAの公式サイトから過去問をダウンロードして印刷した上で実施するといいと思います。

まとめ

以上が私が思う基本情報技術者試験のおすすめの参考書・問題集となります。

初学者は参考書はあったほうが絶対にいいと思いますが、経験のある人や情報系が専門の人は過去問だけでも十分合格できます。

基本情報技術者試験はしっかりと対策をすれば誰でも合格ができる試験です。

エンジニアとして必要な知識を身につけるためにもぜひ勉強して合格を目指してください。

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