SEになると技術力がものを言うから資格なんていらない、って人や、経験が全てだから資格なんていらないって人や、いやいやSEなら〇〇くらいは持っておかないとって人などが世の中たくさんいます。
あなたの周りにもやたらと
資格を取れ!
って人や、
資格なんて意味がない!
って人がいません?
私の周りにもいます。
さて今日はSEに資格は必要かどうかの話です。あくまで持論なのでもちろんいろんな意見があってしかるべきだと思います。というか視点によって必要になったり不要になったりするし。。。
ちなみに他の記事にもありますが、私は高度情報技術者試験において
- 情報セキュリティスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- プロジェクトマネージャ
- ITストラテジスト
の4つを取得しています。
また、Javaやその他の資格も持っています。
そんな私から見ると、
あったほうがいい
という結論です。
さて見てみましょう。
SEに必要な資格って?
まずSEの取る資格に何があるか確認してみましょう。
代表的なものとしては
情報処理技術者試験
ですよね。
基本情報や応用情報、また高度情報として私が上であげたようなものがあります。
次にメジャーなのはベンダー資格でしょうか。
これはOracleやJava、Linuxなどの製品に対する試験です。それぞれのベンダーや認定会社などが運営していることが多いです。
あとはビジネス系の資格でしょうか。
よくあるのは簿記ですね。他にも中小企業診断士なども持ってる人がいたり、金融システムを対応するなら金融系の資格だったりします。
主にこの3つに分類されるのではないかと思います。
他にもTOEICなどがありますが、ここでは割愛します。ちなみにTOEICもあればあったほうがいいですよ。
で、どうなのよ
SEが取る資格が主に3種類に分かれるのがわかったところで、どうしたらいいかですが、先ほどに伝えた通り、私はどれでも取得したほうがいいと思います。
そりゃ持ってないより持ってたほうがいいです。
SEといっても私はSIerにいるのでWeb系だといらないと思います。Web系だとたぶん資格とるよりGithubでポートフォリオ作ったりしてたほうがいいかと。
ただ、私と同じようなSIerにいる場合は上記3種類全部推奨です。
SIerの中での一般的な若手はまずは基本情報、応用情報、そして高度情報を一つくらいは取得しておくべきです。
高度情報は勉強したら割と簡単に取れるのですが、そこまで勉強する人は意外と少ないです。
高度情報を二つくらい持っていると各所で認められます。
特に論文試験のもの(ST、SA、PM、SM、AU)などを持っているとなおいいです。
まず上司の見る目が変わることが多いです。特にSTに合格したときなどは直属の上司が中小企業診断士を持っていることもあり、結構褒められましたし、気に入られました。他にも、後輩(または先輩)から慕われたりします。
また、転職の際の書類審査の通過率が格段によくなります。同じような経歴だとやはり高度情報技術者の資格があると結構プラスの要素になります。
何がそこまでプラスになるかというと、その資格を持っているということで能力を評価されるというよりはむしろ、自分で勉強して知識をつけてキャッチアップする能力があるとみなされるからです。
じゃあ他の資格と何が違うの?って話ですが、他の資格(ベンダー資格など)はそもそも難易度を知らない人が多いですが、情報処理技術者試験は、SEならどれくらいの合格率でどれくらいの難易度かすぐにわかるからです。
だから、特に年配の人たちはOracleGoldならまだしも、AWSの資格などどれくらいの難易度なのかわかりません。だから、持ってても人によっては「ふーん」としか思われなかったりします。
だから、まず迷ったなら情報処理技術者試験を勉強することを第一にお勧めします。
逆に、ベンダー系の試験は自分から勉強して取ろうってものにしては少しおすすめ度は弱いです。
まず高い。。。1回受けるのに2万円とか平気でします。
また、上で言ったように評価も微妙だったりします。
さらに、ベンダー資格は取得後2年間のみ有効であったり、さらにこのバージョンのみ有効とかそういったことが多く、一生モノの資格とはなりません。
ベンダー資格はある製品についての詳しい試験なので、その製品のバージョンが上がってしまうと次の試験を受ける必要があります。
なので、もちろん否定はしませんが、情報処理技術者試験を少しやってからこちらの取得を目指すというほうがいいと思います。
最後にビジネス系の資格ですが、こちらも私はおすすめしています。
会計のシステムはSIerだとやはり触ることが多いですし、金融系のシステムの場合資格取得者が必ず必要だったりします。
簿記が一番とっかかりがしやすいので迷っている場合は簿記2級を目指して勉強するのが良いのではないでしょうか。
ちなみに簿記2級ですがだんだん難易度が上がってきているという話をよく聞きますので、受けるなら早めにどうぞ。
資格がいらないって人はなぜいらないと言うか
資格がいらないという人は大体2種類です。
1種類目は、単なる嫉妬です。
受けさせられたけど受からなくて、もしくは受かったけどそれ以上勉強やる気が起きなくて中途半端に基本情報だけを持っている人などに多いです。
そういう人は、
資格はないけど今仕事ができている ⇒ 資格はいらない
みたいな思考を持ってます。大体まともな思考を持っていませんので少し距離を置くことをお勧めします。
そんな人は無視するのに限る。
2種類目ですが、これは高度技術者試験を一つだけ持ってる人などに多いイメージですが、資格試験で勉強した内容がそのまま実務で役立つことが少ないからということです。
まぁそりゃそうですよね。資格大量に持ってても仕事できない人いるじゃないですか。
ただ、私はそれに対しては割と反論できて、意外と実務をしっかり見てると勉強した内容が実務でも役に立ちます。
これに関してはどのタイミングで勉強するかによるのですが、私の場合は今後やるであろう仕事に対して資格を勉強することが多いです。
なので、知らない単語等がたくさん出てきますし、そもそも考え方もわからなかったりします。
そんな中で勉強をしてある程度知識をつけると、実際に仕事をしたときにすぐには役に立たなくても、
「あ、この単語聞いたことある。確か〇〇だったな。」
というだけでも全然違います。
特に私は上の人たちに紛れて仕事することが多かったので会議に出ても何言ってるかわからないこともあったのですが、勉強していたおかげで英字三文字の略称などに対しても理解できました。
全く知らない単語が飛び交う会議と、知ってる単語が飛び交う会議ではやはり理解度が全然違うので、そういった中に加わって意見することもできました。
また、知識が危ういなと思ったら後で上司に「たしか○○って××でしたよね?」みたいな感じで聞けば「○○って何ですか?」って聞くよりも心情がかなりよくなります。「お、勉強してるな」ってなるわけです。
なので、例えばもうデータベースは完璧です!って人がデータベーススペシャリストを取ってもあまり意味がないと私は思うわけです。
データベーススペシャリストは今後テーブル設計をする人や、ちょっとDB触ったけどよくわからないやって人が勉強するのにちょうどいいですよ。
結論
みんな勉強しよう。
プログラミングや英語など自分のやりたいことが方向性として決まっている人はいいですが、そうでない人はまずは情報処理技術者試験を受けましょう。
決して損はしないと思います。
社会人は結構みんな勉強していないので、少し勉強しただけで「できる人」になれますよ。
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