『葬送のフリーレン』3巻感想(ネタバレあり)

漫画

12月18日に私がおすすめする「葬送のフリーレン」の第3巻が発売されました。

当然のように発売日に買ってきて読んだので投稿が遅くなりましたが感想を書こうと思います。

大いにネタバレを含みますのでネタバレを見たくない人は戻るボタンをどうぞ。



フェルン、シュタルク対リュグナー、リーニエ

まずはシュタルク対リーニエ。

リーニエは魔力を読み取るのが得意で人が動いているときの体内の魔力の流れを記憶して動きを模倣するのができる。

そしてリーニエは昔記憶した最強の戦士、”アイゼン”の動きを模倣してシュタルクと戦うのである。

シュタルクとしてはずっと勝てなかった師匠であるアイゼンの動きと同じ動きをされると勝てるはずがない。

ただ、アイゼンの技はもっと重かった。

動きだけを模倣しても技の強さなどは模倣できなかったのである。

シュタルクは相打ち覚悟でリーニエの一撃を受けたが、結局は技の軽さからシュタルクに対して致命的な一撃とはならず、シュタルクの勝ちとなった。





アイゼンカッコよすぎ。

「だが、お前はまだ負けていない。立ち上がったからな。」

とか

「戦士ってのは最後まで立っていた奴が勝つんだ。」

とか。

完全に脳筋理論。



でもそれがいい。




次にフェルン対リュグナー。

意外に見どころなくフェルンが勝ちます。

フェルン強い。

フリーレンより魔法を撃つのが速いってこいつ本当に人間か?

リュグナーに攻撃されても顔色一つ変えないし。

最後に「ゾルトラーク」「魔族を殺す魔法」となっているのが演出的にかっこいいですね。

フリーレンVSアウラ

フリーレンと師匠フランメの出会いから書かれます。

その昔、エルフの集落を魔族に襲われ、その時にフリーレン一人で魔王軍の将軍を含めて倒すのですが、エルフの集落は皆殺しに会います。

そのときにフランメと出会います。

フランメからはひたすら魔力の制御と基礎魔力の向上をするように言い渡されます。

魔族は強いものが偉い。よって常に魔力が強いことを誇示するわけです。

その特性を逆手にとって、フリーレンはずっと魔力が高いことを隠して生きてきました。

アウラの「アゼリューゼ(服従させる魔法)」は、相手と自分の魂を天秤にかけ、より魔力の強い方に弱い方が服従する魔法です。

アウラはフリーレンの魔力を観察し、勝利を確信して「アゼリューゼ」を使うわけです。

しかし、フリーレンはずっと魔力を隠して生きてきた。

アウラが五百年以上生きた大魔族と言っているのに対し、フリーレンは千年以上生きた魔法使いである。

完全に騙されたアウラは「アゼリューゼ」によって逆にフリーレンに服従することとなり、フリーレンによって自害させられる。

という決着です。



以前フリーレンがアウラと戦った時はアウラの配下の騎士たちをフリーレンは魔法で吹っ飛ばしてたみたいですが、その時ヒンメルに怒られたらしく、ちゃんと傷をつけないように戦っているのがフリーレンの成長だなと思ってしまう。

個人的にベストシーンは


「千年以上生きた魔法使いだ。」


ってところですね。

少年漫画のバトルシーンだとよくあるシーンなのですが、それでもやっぱりこういうシーンはいいなと思った。

あとコミックスの裏絵にもなってるけど「第23話勝利と弔い」の弔いの絵がすごいきれいです。

フリーレンらしさが出ててよい。



戦いの後のコミカルなシーンも好きです。

シュタルクが気絶してるところとか。



北へ、エルフとの出会い

グラナト伯爵領から北に向かいます。

そこで猛吹雪にあい、近くの山小屋に避難します。

するとなぜか上半身裸でスクワットをする男が。

まさかのモンクのエルフ(クラフト)との出会いです。

勝手にエルフは魔法使いしかいないと思ってた。

そこでフリーレンとクラフトとの短い会話ですが、エルフらしい会話をします。

女神とか信仰とか天国とかそういった話ですね。




このエルフとの話は一話分しかないので短いですが、いろいろ考えさせられますね。

フリーレンは天国は信じてないけどなんだかんだあってほしいと願ってる感じですかね。




剣の里

先ほどの山小屋からさらに行き、ヒンメルが勇者の剣を抜いたとされる集落につきます。

この村の周辺には定期的に魔物がわくので魔物退治をしなければということで寄ったわけです。

さくっと山の主を倒すのですが、その魔物たちが集まっている洞窟にあったのがなんとヒンメルが抜いたとされる勇者の剣でした。

勇者の剣はヒンメルにも抜けたなかったのです。



「いいじゃないか偽物の勇者で。僕は魔王を倒して世界の平和を取り戻す。」

「そうすれば偽物だろうが本物だろうが関係ない。」



ヒンメルかっこよすぎだな。うん。

しかし里長かわいいな。どうせこの時しか出番ないだろうけどこういうキャラ好きです。

シュタルクの誕生日

小話みたいなもんですね。

シュタルクの過去の話が垣間見えます。

誕生日にバカみたいにでかいハンバーグを作りたくなるような暖かい話でした。

平凡な村の僧侶

さらに進み、アルト森林で僧侶と出会います。

その先の村には寄らない予定でしたが、シュタルクが毒蛇にかまれてしまったため、村に行くことに。

すると先ほど僧侶がいて、毒を治療してもらいます。

僧侶すごいやんけってことで仲間に誘おうとします。



割とまじめな話とコミカルな話とを交互にして忙しいw

なんで僧侶とシュタルクがポーカーして二人ともみぐるみはがされてるんだwしかも相手村長かよww



フリーレンは自分がヒンメルに誘われた時の事を思い出しながら僧侶のザインを誘うのでした。

しかし定期的にヒンメルのイケメンシーン入ってくるな。かっこいい。



と、言うわけでこれにて3巻のネタバレ込みの感想は終了です。

総括

3巻も面白かった。

4巻はおそらくザインが仲間になると思われます。

フェルン、シュタルクと濃い仲間が多いのですが、ザインもなかなかキャラが立っているので仲間になってもこのままギャグパートは問題なさそうですね。

早く次発売してほしいですね(3巻でたばっかりだけど。)


むふー




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