タイトルの通りです。
2026年9月30日にeMAXIS 高配当全世界株式(オール・カントリー)という投資信託が設定されます。愛称は「オルカン高配当」だそうです。
私はオルカンも楽天SCHDも日本の高配当株も持っているので、ちょうど真正面からぶつかる商品ということになります。結論から書くと私は買わないのですが、刺さる人には刺さる商品だとも思っているので、そのあたりを書いておきます。
オルカン高配当とはどういう商品か
三菱UFJアセットマネジメントが2026年8月26日に発表した投資信託で、設定日は9月30日です。信託報酬は年0.165%以内となっています。
連動をめざすのは「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス高配当利回り指数」です。ふつうのオルカンが連動する親指数から、配当の持続性や成長性、財務の質、株価のパフォーマンスで銘柄を絞り込んで、配当利回りが親指数の1.3倍以上の銘柄を採用するという作りになっています。
中身は当然ふつうのオルカンとは変わります。米国の比率が63.1%から48.9%まで下がって、そのぶん日本やスイスが厚くなります。日本は8.1%です。為替ヘッジはありません。
そして配当払出型と資産成長型の2種類があります。配当払出型は年4回(3月・6月・9月・12月の各14日)に分配を出すタイプで、NISAは成長投資枠のみ対象です。資産成長型は分配を抑えて中で再投資するタイプですが、こちらはつみたて投資枠の対象ではありません。
つまりどちらを選んでも、つみたて投資枠では買えないということになります。
私が持っているものと比べてみる
私の場合、NISAでオルカンとS&P500を積み立てつつ、日本の高配当株と楽天SCHDを持っています。あとは株主優待の銘柄も少し持っている、という感じです。
コストを並べるとこうなります。
| 商品 | 信託報酬 | 対象 | 分配 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim オルカン | 0.05775% | 全世界 | 分配なし |
| 楽天SCHD | 0.1238% | 米国のみ | 年4回 |
| オルカン高配当(新) | 0.165%以内 | 全世界 | 年4回(払出型) |
| SBI・全世界高配当株式 | 0.055% | 全世界 | アクティブ運用 |
まず目につくのが、楽天SCHDのほうが安いということです。楽天SCHDが0.1238%なのに対して、オルカン高配当は0.165%です。
やっぱり全世界に分散されている分、高く設定されてしまっていますね。とはいえオルカンが安すぎるというのが何よりなんですが。。。eMAXIS Slimオルカンの0.05775%と比べると約2.86倍です。毎月3万円を30年積み立てるとコスト差は約48万円になるという試算もあります。
で、買うのか
私は買いません
私は買いません。SCHDで十分です。すでに今の組み合わせでやっているので、単純に不要というのが一番の理由になります。
楽天SCHDを入れているのは、SCHDとしてしっかり実績がある状態だからです。新しく出る商品には当然ながら実績がありません。そこをわざわざ乗り換える理由がないですね。
ちなみに日本の高配当株と優待株については、正直に書くと一種の趣味みたいなところがあります。自分で銘柄を選定するのが好きなので持っている、という部分が大きいです。株を持っていると株主総会の議決権の話なんかも出てきますが、ああいうのも含めて楽しんでやっている感じですね。
資産形成が目的ならオルカンです
ここは分けて考えたほうがいいと思っていて、純粋に資産形成が目的であればeMAXIS Slimオルカンにするのがよいと思います。
なにより資産効率でいうと、オルカンで資産形成したうえで取り崩していくのが一番です。配当があるタイプのものと、オルカンやS&P500のように配当を出さないタイプのものでは、純粋に配当を配る配らないで資産効率が変わってきます。
なのでNISAの使い道としてはおすすめしません。オルカンに満額積み立てをしたほうがいいです。満額やったうえで、それにプラスして配当金も欲しいという人向けかと思います。
私自身も、NISA枠を使い切ったうえでSCHDでもいいかなと思っているくらいです。それくらい優先順位としてはオルカンが先だと思っています。
ただ、刺さる層はいると思います
とはいえ悪い商品だとは思っていません。高配当株を自分で探して運用するのが面倒で、なおかつ国を分けて分散したいという層にはいい商品かと思います。
SCHDは米国のみなので、より分散したいけど高配当も欲しいという人には選択肢がありませんでした。そこにちょうど入ってくる商品です。リスクを抑えたい人向け、という言い方もできると思います。
てなわけで、いろいろな国に分散したいし配当金も欲しい、という層にだけ刺さる商品という感じでしょうか。
まとめ
オルカン高配当は2026年9月30日設定、信託報酬0.165%以内、全世界の高配当銘柄に分散する投資信託です。配当払出型と資産成長型がありますが、どちらもつみたて投資枠では買えません。
私はオルカンと楽天SCHDと日本の高配当株を持っているので買いませんが、自分で銘柄を選ぶのが面倒で、米国以外にも分散したくて、それでも配当は欲しいという人には合うと思います。
ただ繰り返しになりますが、資産形成が目的ならオルカンに満額積み立てるのが先です。そのうえで余力がある人の選択肢、という位置づけかなと。
なお当然ですが、私は金融の専門家ではないのであくまで個人の意見です。投資の判断はご自身でお願いします。って記事でした。

コメント